憧れだけはやっていけない

地方では買い物をするにも医療を受けるにも、わざわざ都市部へ出なければなりません。
しかし、東京には24時間営業しているスーパーマーケットや病院があり、商品や医療のバラエティが豊富なため選択する幅が広いでしょう。
選択する幅が狭いと意思に反した選択を余儀なくされてしまい、後になって後悔する羽目になることは多々あります。

今でこそ都といえば東京を意味しましが、江戸幕府が成立するまでは都と言えば京都を指しました。
京都は政治を司る中心地で多くの情報が集まり、また多くの情報を発信する場でもあったため、昔から京都に憧れを抱いて上京する人も多くいました。

現在は身分制度がないため、誰もが簡単に東京に上京することができます。
お金さえあれば、誰でも快適に過ごすことができます。
また、またお金がなくても、地方ではお金を払って楽しむエンターテイメントが無料で観覧できたり、ウィンドウショッピングだけでも楽しめる環境にあります。

魅力あるものを生み続ける東京へは、新幹線を使えば東北や関西から数時間でアクセスできます。
そのため、日帰りでも東京を楽しむことができます。

しかし、日帰りで東京に行くことは、上京としたとは言えません。
定住して初めて、家賃が高かったり、24時間騒音がしたり、ウィンドウショッピングだけでは虚しいということに気づき始めるのが現状です。
ここで東京生活を諦めた人は、東京に背を向けて暮らす羽目になるでしょう。

東京に住み続けることは容易なことではないため、憧れだけでなくしっかりとしたビジョンを持って上京することが大事です。